歯を失った際の第4の選択肢

『歯を抜かないといけないと言われた、、入れ歯は嫌だし、インプラントも抵抗あるし、、』


虫歯が大きい場合、歯が割れてしまった場合など残念ながらその歯を残せない場合があります。歯のないところにはインプラント、入れ歯などの治療方法があります。移植、再植術とはすでに歯がない所に対して、親知らずや、お口の中で機能していない歯(埋伏歯)を移動して植え直す治療です。

メリット
・人工材料を使用しない為、アレルギーなどの生体への悪影響の心配がありません。
・条件を満たせば、保険で治療ができます。

適応症

歯牙移植の適応条件は、年齢的に約40歳前後まで、親知らずなどのドナー歯があり、移植したい部位の大きさが適合することです。治療では、歯根膜(歯の根を覆っている細胞で、歯が移植した先に定着するのに重要)を傷つけないように細心の注意を払って抜歯を行います。

移植に用いるドナー歯として一般的に親知らずが使用されます。しかし、第二小臼歯の欠損部に親知らずを移植することに関しては、結論としてやめておいた方が無難であるとの意見もあります。

歯牙移植は、インプラントや入れ歯とは異なるアプローチで失った歯を補う方法ですが、患者様の状況や希望に応じて最適な治療法を選択することが重要です。当院では、患者様一人ひとりの状況に合った治療計画を立て、適切なケアを提供することを心がけています。

この治療法はどこでも行なっている治療法ではありませんが、人工物を入れたくない、入れ歯がいやな方などには最適な治療法なので、興味を持たれた方は遠慮なくなんでもご相談ください。