今西歯科クリニックでは、妊婦さん向けの歯科健診を行っております。妊娠中は体調やホルモンバランスの変化により、歯周病やむし歯のリスクが高まることがあります。妊婦歯科健診では、むし歯や歯周病の早期発見と予防が目的です。
令和3年度のデータによると、妊婦さんの43.0%が歯科健診を受診しており、その中でむし歯がある方は全体の39%、歯肉の炎症がある方は70%、歯石がある方は73%という結果が出ています[1]。このことからも、妊娠中の歯科ケアの重要性がわかります。
妊娠中の歯科治療は安定期であれば安心して受けることができますが、できるだけ虫歯や歯周病にならないように、口内ケアに努めることが大切です。治療を受けた後でも再び虫歯や歯周病になることもあるため、注意が必要です。
当院では、妊婦さんに対して適切なケアとアドバイスを提供し、安心して歯科治療が受けられる環境を整えております。歯科健診を定期的に受けることで、妊婦さんの口内の健康を維持し、お子様への影響を最小限に抑えることができます。ぜひ、お気軽にご相談・ご予約ください。
妊婦さんが歯科治療を受ける理由
妊婦さんは歯のトラブルが起こりやすく、虫歯や歯周病菌によって早産のリスクが高まることがあります。また、出産後は歯科医院に行く機会が減るため、妊娠中に検診や治療を受けることが重要です。
妊娠中に受けられる歯科治療のタイミング
妊娠初期は薬の影響が出るリスクがあり、妊娠後期は仰臥位性低血圧症候群になるリスクがあります。そのため、緊急時以外は妊娠中期(5~7ヶ月頃)に歯科治療を受けるのが望ましいです。
妊婦さんが注意すべき治療ポイント
妊婦さんでも注意点を守れば、歯科治療を受けることは可能です。麻酔や飲み薬を使う場合は種類や量を慎重に選び、レントゲン撮影をする場合はしっかりと防護するなど、適切に管理が必要です。
妊婦さん向けの口内ケア方法
妊婦さんは歯周病や虫歯にならないように、口内ケアに努めましょう。歯磨きは1か所を20回以上、歯並びに合わせてブラシを動かし、歯と歯ぐき(歯肉)の境目、歯と歯の間に毛先をきちんとあてることが大切です。また、軽い力で動かすことがポイントです。
治療時の姿勢について
妊娠中の歯科治療時には、仰臥位性低血圧症候群を避けるため、左側臥位(左側を下にして横になる姿勢)や、斜めになる姿勢を取ることが望ましいです。また、治療中に気分が悪くなったり、立ちくらみを感じた場合は、すぐに歯科医師に伝えて対処してもらいましょう。
橿原市在住の方
奈良県橿原市において、妊婦歯科健診は、橿原市に住民票のある妊婦の方が妊娠期間中に1回、無料で受けることができます[1]。歯科健診に適した時期は妊娠14週から27週で、母子健康手帳交付時に受診券が渡されます[1]。
まとめ: 妊婦さんは歯科治療を受ける上で、妊娠中期(5~7ヶ月頃)が適切な時期であり、注意点を守れば安心して治療を受けることができます。口内ケアも大切にし、歯周病や虫歯の予防に努めましょう。また、治療時の姿勢にも注意して、仰臥位性低血圧症候群を避けるようにしましょう。
お子様の未来の健康のためにも、妊婦さんに安心して通える今西歯科クリニックへどうぞお気軽にお越しください。